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PTB第3回監視調査結果
第3回監視調査の概要
- 調査期間: 2008年11月~2009年3月
- 調査場所: 調査対象会社本社および選定された各店舗
- 対象会社: 株式会社ダイナム、株式会社ニラク、ピーアークホールディングス株式会社、
株式会社マルハン
- 第2回監視調査からの相違点
- 過去2回の監視調査の結果、「ガバナンス」における取締役や監査役に関連する監視項目については、企業の実態を確認することが難しく形式的な調査にとどまっていることが課題でした。そこで、「ガバナンス」における監視項目の一部(G5,6,12,13,14)については、経営の意思決定や監視に関する知識や実務経験の豊富な主査(監視委員)が、直接調査を行うこととしました。
- 昨今多くの企業で内部統制システムが導入される一方で不祥事が多発していることに鑑み、規程・マニュアルの整備だけでなく、従業員一人一人に企業の倫理観を浸透させるツールとしての行動規範について、従来以上に厳格に調査することとしました。行動規範に関連する監視項目についての監視基準の変更は行いませんが、行動規範に対する認識や関連する手続などについて、重点的に調査を実施しました。
- 従来の監視調査では、各監視項目の担当者が適切に回答できない場合であっても、事務局から合理的な補足説明があった場合には、当該説明も考慮して評価をしてきました。但し、実際の業務運営においては、担当者が責任をもって管理しなければならず、当該項目についての本質的な理解が必要となります。したがって、今回からは、原則として各監視項目の担当者による説明を評価対象とし、事務局による補足説明については評価しないこととしました。
- 調査対象会社の平均格付の状況
- 全10分類中、5分類において格付が上がっており、内1分類については格付が2段階上がっています。
- 各監視項目レベルでは一部評価が下がった項目もありますが、格付レベルでは格付が下がった分類はありません。
- 前回調査に引き続き、全ての分類において上場企業の標準的な統制水準として設定した格付Aを超えています。
- 「財務管理体制」および「法令順守体制(風適法)」については、最高水準であるAAAとなっています。
- 全般的な取組状況
- 前回調査と比較して各社とも大幅に格付が上がっており、前回調査からの約1年の間に各監視項目に対する仕組みについて、経営者の主導による組織的な取り組みを行ってきたものと思われます。
- 特に前回調査時点では、平均格付が全ての分類においてA(手続の整備と周知ができているレベル)であったことから、AA(継続的な改善を図ったレベル)やAAA(最適化されたレベル)に上がった「ガバナンス体制」、「財務管理体制」、「反社会的勢力への対応」、「社会的要請への対応」、「法令遵守体制(風適法)」の5分類については、社内における浸透と継続的な改善を徹底的に行った結果と言えます。
- 今年度から事務局による補足説明を禁止しましたが、4社ともに調査結果に大きな影響はでていません。これは、各監視項目の担当者が当事者意識をもち、外部からの調査に適切な対応ができるように十分な準備をしてきたものであり、評価結果に直接は現れていませんが、前年と比較して実質的な管理水準は向上しているものと思われます。
- 各社の自己評価結果とPTBによる監視調査結果との誤差が少なくなってきており、上記のように各監視項目の担当者が当事者意識をもって監視項目への対応に取り組んだ結果として、監視項目に対する本質的な理解が深まっているものと思われます。
- 個別の調査対象分類の状況
- 「財務管理体制」については、4社全ての格付が上がっています。これは、金融商品取引法の施行により上場企業に内部統制監査が義務化されたことから、4社ともに非上場企業ではあるものの、上場企業レベルの内部統制を意識して重点的に管理体制の整備を行った結果と言えます。
- 「財務管理体制」、「反社会的勢力への対応」、「法令順守体制(風適法)」について、4社ともに格付がAA(継続的な改善を図ったレベル)もしくはAAA(最適化されたレベル)となっています。一般にパチンコホール業界に対して問題視されやすい「脱税」、「暴力団との繋がり」、「著しい射幸性等」などについて、各社が重点的に取り組んできた結果であり、管理体制は高いレベルにあります。
- 格付の上がった5分類以外の分類においても、「経営者による基本的姿勢」、「基本的フレームワーク」、「法令遵守体制(重要法規)」、「法令遵守体制(労働法)」、「内部監査体制」の全てについて、格付が上がるレベルまでには至っていないものの、評価点は着実に上がっており、各社が継続的な改善に取り組んでいることが伺えます。
- 「法令順守体制(労働法)」については、格付はAとなっているものの、各社レベルもしくは各監視項目レベルでは、部分的に低い評価があるため、より一層の改善が望まれます。
- 個別の監視項目の状況
- 以下の監視項目については4社平均が5点となっており、継続的な改善を図った結果として最適化された水準にあります。
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番号 監視項目 G2 株主管理 TA2 職務権限・分掌規程の明確化 TB3 会計記録の正確性確保について TB13 資金調達手続 TC1 特殊株主の排除 TC2 取引業者選定時の反社会的勢力の排除 TC4 反社会的勢力に対する危機管理対応 TC6 ロム改造への対応 TC7 遊技機に対する不正への対応 TD2 過大な営業対策の防止 TE7 食品安全への対応方法 TF1 風適法の遵守態勢 TF2 遊技機の設置・変更に関する届出 TF4 18歳未満の者への対応 TG4 賃金控除に関する適法性 TG17 家庭責任に対する休業の確保
今般、過去2回の監視調査に引き続き、第3回のPTB監視調査を実施致しました。第3回監視調査では、過去の経験を踏まえ、より実効性の高い監視調査を行うべく、調査手続等について以下の変更を行いました。また、第2回監視調査に引き続き、社員会社のコスト負担を軽減し継続的な実施を可能とすべく、前年度調査結果を有効に活用し実効性を維持しながらも効率的な調査を実施しました。
①主査による調査範囲の拡大
②行動規範に関する重点的な調査
③事務局による補足説明の禁止
調査対象会社の平均格付
PTBの監視調査は、最初に10分類110の各監視項目について理想的水準を5点とする5段階で評価をします。次にその結果を受けて、10の分類毎に監視項目の得点を加重平均し、その平均点を基準に「AAA」から「D」更に「評価不能」までの8段階で格付を決定しています。第3回監視調査における調査対象会社4社の各分類の平均格付は、以下のとおりです。
| 評価対象分類 | 監視 項目数 |
第1回 調査結果 |
第2回 調査結果 |
第3回 調査結果 |
| ガバナンス体制 | 14 | A | A | AA |
| 経営者による基本的姿勢 | 7 | BB | A | A |
| 基本的フレームワーク | 17 | BB | A | A |
| 財務管理体制 | 13 | A | A | AA |
| 反社会的勢力への対応 | 7 | A | AA | AAA |
| 社会的要請への対応 | 12 | BB | A | AA |
| 法令遵守体制(重要法規) | 7 | BB | A | A |
| 法令遵守体制(風適法) | 6 | BB | A | AAA |
| 法令遵守体制(労働法) | 22 | BB | A | A |
| 内部監査体制 | 5 | A | A | A |
| 格付け符号 | 平均点数 | 改定定義 |
| AAA | 平均4.5点以上 | AAに加えて、周囲の環境変化をダイナミックに反映し、常に改善を図った結果、他社の模範となるべきレベルに達している。 |
| AA | 平均4点以上 | 経営層の指示と承認のもとに方針やルールを定め、全社的に周知・実施しており、かつ責任者による状況の定期的確認を行っている。 |
| A | 平均3点以上 | 経営層の承認のもとに方針やルールを定め、全社的に周知を行っている。 |
| BB | 平均2.5点以上 | 経営層に経営管理に対する意識があり、方針やルールの整備、周知を図りつつある。 |
| B | 平均2点以上 | 経営層に経営管理に対する意識があり、形式的な要件を充足しようとしている。 |
| C | 平均1点以上 | 経営管理を行いたいという経営者の意識がみえる。 |
| D | 平均1点未満 | 経営管理について、経営層における意識もなく、ほとんど取り組みを行っていない。 |
| ― | 評価不能 | 評価不能 評価不適格/評価できない。 |
| ※監視忌避があった場合には即刻、 「-」 とする。 | ||
監視調査結果の総括